@刺しゅう枠に裏返した刺しゅう芯、薄手のキルト芯の順に張ります。
トラプントさせたい位置を覆う大きさの普通の厚さのキルト芯を置きます(固定はしていませんがほとんどずれません)

Aトラプントする場所の外形を刺しゅうします。

B枠に張ったキルト芯が緩まないように気を付けながら外形に沿って普通の厚さのキルト芯のみカットします。この場合で言うと外形がギザギザになっていますが谷部分まで細かくカットする必要はありません。外側ぎりぎりに大まかでいいです。
横から見たところです分かるでしょうか。真ん中の部分もくりぬいてあります。
C枠を裏返します。ここで裏布を枠の裏から貼ります。接着糊の面が裏になっていますのでアイロンで接着できます。
ただし、枠のミシンに取り付ける部分に裏布があるとミシンに取り付けにくいのでその部分はカットしておきます。写真は枠に貼っている途中です。

D表に返して表布を枠の上に置きます。これも固定しなくても下がキルト芯なのでずれることはありません。ただし布を巻き込むと困るので裏布キルト芯表布の四隅をまち針で止めておきます。
また枠をミシンに固定する時も裏布等を枠の下に巻き込んでいないか細心の注意を払います。
E後は刺しゅうするだけです。
枠から外し間にある刺しゅう芯を破り取ります。
刺しゅう芯を裏布の内側にしたわけはステップリング刺しゅうをすると、刺しゅう芯を綺麗に取り除くことがなかなか大変だからです。水溶芯などを使えばその手間ははぶけますので普通にセットしても大丈夫かもしれません。

ただしトラプントの効果は裏布と表布の間でキルト芯が行き場がなくてふくれるわけですからしっかりとはさんだ状態にしておかないと効果が薄くなります。また刺しゅうデータそのものも面がきっちりと囲まれてないとやはり効果が薄れてしまいます。
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